Yellow Green Mechanical

八神きみどりが文章を書くブログです。主に読んだ本や、観たアニメや映画の感想を備忘録として綴ります。

年間52冊は小説を読みたい気持ち

1年間は52週間あるらしい。

それが52週間 “も” であるのか、52週間 “しか” であるのかは個々人の見解にも依るところだとは思うが、それはそれとして、僕は先日365を7で割ってみる計算などをして、その結果に戦慄した。

1週間に1冊小説を読んだとしても、52冊しか読めないじょん!!

これが52冊 “も” であるのか、52冊 “しか” であるのかは個々人の見解にも依るところだとは思うが、それはそれとして、僕は年間100冊くらいは小説を読みたい願望があったので、その実質半分である52冊という数字に驚きを隠せなかったのだ。

と思い、おもむろに読書メーターを開いて今年読んだ本を数えてみた。

39冊だった。

今日は10月4日の水曜日だ。今年も275日が経過し、残るは90日といったところだ。もうそんなに過ぎてるの!?時間の神様無情すぎィ!!などと頭を抱えている間にも、かしこい僕は頭の中の電卓を叩いていた。およそ3秒の時間を念入りに費やした結果、およそ1週間に1冊のペースで読んでいる計算になった。即ち、これから毎週1冊ずつ読書していくと今年は52冊読める計算だ。

僕は「なるほど」と思わずこぼした。

年間100冊読むことがどれだけ難しいことかを実感したのだ。夢物語だったということだ。冷静に考えて、3~4日に1冊は読んでいなければ達成出来ない目標だ。この部屋にある大まかな積読本の冊数は把握しているつもりだし、それは当然読む本に困らない状況ということでもあるし、にも関わらずまた本を沢山買ってしまったのだが、まぁこの目標をこなすために3年書店に足を伸ばさずとも積読本がある状態であることには目を瞑るが、いやそもそも電書でも買っているのだから書店に足を伸ばす伸ばさない云々はまったく関係無いのだが、ともかく。

52冊って聞くとめっちゃ少ない気がする。

シリーズもののラノベを3タイトルくらい買ってきたらもうあとは買わなくても良いレベルだ。20冊を超えているシリーズもちらほら見るので、その要求は簡単にクリアできる。

100冊にしたところで、決して多い数とは言えない。

その月に出る文芸ラノベ翻訳小説などなど、ハードカバーからソフトカバー、文庫になんか他のあれこれまで合わせて全部買ったら小説だけで100冊なんて余裕で超えてしまいそうだ。その月で出る小説が100冊以上かもしれないのに年間で100冊に絞るってのは、数だけ見ればなかなか難しいことのように感じる。実際は……まぁ書店にいるときの気分とか財布の中身とかによる。古書店も利用すればハードルは更に下がる。万札を握りしめて100冊買ってくることなど全然難しくはない(某チェーン店を利用する時には消費税800円も一緒に持って行かないといけないから気を付けよう)。

読書をする行為が強迫観念に成り代わってしまうことについては以前の記事で書いた。自覚症状的に、結構危ういところをうろうろしているような気はしているが、幸いにも面白いラノベばかりを読めているので気持ちも前向きになっている気がするし、創作するにあたってのモチベーションに繋がっている手応えはある。先日はシリーズものの最新刊まで読み終えたあとに、布団に入って電書で単巻完結の小説を1章まで読み終えて寝ようと思ったらうっかり最後まで読んでしまってえらい目に遭った。面白い小説はこちらの生活のことなど考えてくれない。今年に入ってから39冊読んだことは前述したが、その内の4割くらいは先月くらいから読み始めた分なのでペース配分もおかしい。やる気というか、能動的に何かをしようと思えない時期があまりにも長くあったことが窺えるが、もう一度その状態に戻らないためにも、なんやかんやして自分の気持ちを盛り上げていきたいところだ。

ともあれ、こういう話をすると「冊数読めば良いってもんでもなくない!?」って言われることがあるよね。

確かに面白くない小説を選りすぐって100冊読んだところで得られるものはあまり無さそうだが(面白くなさに付きまとう“情報”には価値があるとは思う。同じ轍を踏まないために)、あなたは小説を買いにいくときに面白そうな本を選んで買わないワケ?という気持ちもあるので、余計なお節介な気がする。面白そうな本がつまらなかったなんて話は道端の砂利粒ほども転がってることなので、もっと慎重にことを進めるならレビューとかも参考にするだろうし、まぁ、あれか。何も読まないよりは100倍マシだよってことで。

 今日はなんか脳が取り留めもない感じなので散文的になってしまった。何が言いたかったかと言うと、「1週間に最低1冊は読みたいよね。で、それを続けてたら年間52冊の計算になるよね。最低限それくらいは小説読んでいきたいよね」ということだった。

なら最初からそう書けば良かった!と思っているのがジャスト今。

 

本を沢山読んだので紹介していく。

『とある飛空士』シリーズの犬村小六先生が送る新シリーズ。

僕はこう、気高いお姫様とかそういうヒロインにとても脆弱性があるので、気高いお姫様とかそういうヒロインにとても脆弱性がある皆様にオススメです。

あまり戦記物って読んだことがないので他の同ジャンルと比較してあれこれ言えないのが残念だけど、少なくとも僕は好きです。

ファニア・ガルメンディア王女殿下を信じてください。

僕から言えることは以上です。

 

先日1章だけ読んで寝るつもりがうっかり最後まで読んでしまった小説がこれ。

高木敦史先生は『“菜々子さん”の戯曲』シリーズを読んでめっちゃ好きになった作家さんだ。青春ミステリなんだけど結構毒のあるお話を書かれる方で、それがめっちゃ好きだ。ライトミステリというか、ミステリ自体僕はあまり好んでは読まないのだけど、人間をしっかり書いてくれるので僕の好みの範疇だ。菜々子さんもそうだったけど、鉢町あかねさんもとても良かった……。

安楽椅子探偵ならぬ暗室探偵なのでその辺好みはあるだろうけど、そういう目に見えるシチュエーションというより、追うべき部分を追うことの方が重要だと思うので、読み方さえ間違わなければ楽しく読めると思う。

オチがまた憎いんだよなぁ……。

 

さっき1巻読んだばかりだけど、アニメ化、めっちゃ楽しみですね!!

 

そんなところだろうか。

秋アニメも始まってしまうし、季節の移り変わりマジで恐いんでそろそろマジでエンジンかけていきたいですねマジで。