Yellow Green Mechanical

八神きみどりが文章を書くブログです。主に読んだ本や、観たアニメや映画の感想を備忘録として綴ります。

ブログの管理画面を開くと身構えてしまう気持ちについて

なんていうんだろう。ブログをこう、書かなきゃ!みたいな気持ちでいるとハードルが上がってしまうということは往々にしてあるとは思う。

別にここは大逸れた発表の場ではないし、何か目新しいことを書かなきゃいけない決まりがあるわけでもないし、思ったことをまぁそれなりの文量で、飽きない範囲で書きたいことを書くための場所なのだけれど、ブログって空気がこう、なんだろう、脳に作用している感じがある。しっかりやれよ、と。読者様を退屈させるんじゃないぞ、と。全部被害妄想みたいなものだ。被害は受けてないのでこれは正しく被害の妄想だ。

まとまった文章を書くにあたって、やはりこういうのは日頃からこなしていないと、いざそれをやろうと思ったときに思ったように出来ないというのはあると思う。それはタイピングの速さの問題ではなく、思考やアイデアをキーボードにぶつけて長文、いや、単文の積み重ねでも良いが、つまり何千文字も一気に吐き出すにあたって、その伝達経路というか、水道の蛇口的なものが錆で詰まってしまう感覚に近いと思う。

現にこれを書いている今、割と四苦八苦している。ここ最近また少しずつ小説を書こうとしているのだが、あ、そう、僕は小説を書いています。なんかpixivのプロフィール欄にURLを貼ったような覚えがある。飛んできてるひとがいないことは管理画面で確認出来ているので、まぁこれはつまり独り言だ。いや、徹頭徹尾独り言だった。で、なんだ、小説を書いているんだけど、まぁそれが進まない。遅々として進まない。だとしたら頭の蛇口が錆で詰まっているんだろうってことで、こういう訓練を改めてやってみようと思い立ったわけだ。この場所の存在は度々忘れてはいたが、概ね覚えてはいた。書かなきゃなあ、みたいな使命感みたいなものだけは漠然と抱きながら、まぁ書くことも無いのでまたすぐに忘れることになる。思い出しているうちにやろうという魂胆だ。人間の記憶とか感性とかそういうものはアテにならないので、やろうと思ったときにやらないとその連鎖は止められない事実は、多くはない僕の経験から導き出される数少ない事実なのかもしれない。

当初の予定だと観た映画なり読んだ本の感想を書くための場所にしたかったみたいで、発信しようとしていた気持ちはあったのか丁寧語で書いてあるし、まぁ長いこと書いてて我ながらよくやったわ、と思った。それらをもっと気軽に出来る場所だったりひとに話すなりで解消しているうちに、長文で消化する気はすぐに失せてしまった。何より、それほどの熱意を持って感想を書きたくなるような作品にはそうそう出会えない。不満を不特定多数から見られるような場所でだらだらやるのも誰得だ。まぁどちらにせよ、「自分の感性や琴線はこういう形をしていますよ~」と示すことが誰得であることには変わりないのかもしれない。気にすると深みに嵌まりそうになるから、これくらいにしておこうか。

と、まぁもっと気軽に出来る土台を作って気軽にやっていこうと思う。錆び付いた頭の錆取りの場として使うぞという意思表明だ。なんだかタイピングも軽くなってきて、これなら小説もすぐに書けそうな気がしてくる。それは間違い無く気のせいなのだが、自分を奮い立たせたいのに客観的な視点を持ち込んでも仕方が無いので、そういうことだと思っておくことにしておく。願わくば、この記事を投稿したことで達成感に包まれておふとんに包まれないことを祈りたい。ぜひあなたも祈ってほしい。

 

先日、このラノベを読んだ。

僕は買い物をするにあたって、特に面白くない本を読みたくないという気持ちがとても強い読者なので(面白くない本を率先して読みたいやつなんているか?)、基本的にはシリーズ物は1巻だけを買って帰ってくる。

オススメされた小説だったのだが、僕はちょいと一人称小説にうるさいタチなので、多少ぶーぶー言いながら読み始めた。とりあえず文句を言っておきたいタチでもあるのだ。拗れたラノベ懐古おじさんには共通してそういうところがあると思うのだが、僕の観測範囲はとても狭いので真偽の程はわからないし、偏見である自覚が無いことも無い。ともかく、そういうスタンスで読み進めていたのだが、結果的には最新刊である4巻までを4~5日で完走した。都度続刊を買いに行った。根性があるのだ。

とても面白かった。

僕は本の感想にあらすじを書いたりするようなことはしたくないので、あらすじはこのリンクを辿ったりガガガ文庫のサイトに行くなりして各々調べてほしい。

ただ、読むタイミングを盛大に間違えてしまったので、これから読む方は5巻の発売を待ってからにすることをオススメしたい。もちろん今すぐ読んでもらっても構わない。引きで終わったエピソードに一緒に悶えましょう。

 

こちらは第23回の電撃大賞、大賞受賞作。

以前にブログで紹介した『塩の街』に匹敵する、あるいはそれ以上に好きかもしれないと思った作品だ。

こちらは2巻の表紙にわかりやすく「上」と書いてあるので、かしこい僕は即座にこれが上下巻であることを察して買ったまま寝かしてある。下巻である3巻が出たら一気に読もうと思っている。読むのがとても楽しみだ。

1巻は完結しているエピソードなので、安心して読んでいただいて問題無い。

なんというか、あらゆるモチーフが好みだった。悔しいとすら思ったよ。

 

寄宿学校のジュリエット(1) (講談社コミックス)
 

マンガも紹介しておこう。

ジュリエット・ペルシアはいいぞ。

 

こんなところだろうか。

読んだ本の感想も良いけど、思考の整理とかにも使っていきたい気持ちもあるからそうするかもしれないし、しないかもしれない。

やる気に満ち溢れたじゅうじつしたせいかつをてにいれたいですね、せつじつに。