2018 12/12(水)の、停電に見舞われて復旧したときの気持ち
およそ1日半ほどの間、分電盤故障によって停電した部屋で過ごした。
先週の半ばくらいはそこそこ暖かかったものの、今週に入ってから一段と冷え込み、東京といえど外気温が氷点下近くなったこの最悪のタイミングで暖房が使えず、停電によって給湯器も使えないことで蛇口からお湯も出てこない部屋で過ごすのは、さすがに寒い地方の田舎で育った僕といえど堪えるものがあった。
分電盤の故障なんていう希有な事態を体験したことで得られるものもあったのかも……と思ったが、よくよく思い返すまでもなく、そんなものは一つも無かった。ただただ布団にくるまって、iPhoneの充電量を気にしながら負担の少ないウェブ小説を読むなどといったことしか出来ず、日が沈んでいる間は物理書籍も読めず、こうしてブログを書くことも、もちろん小説を書き進めることも、ハニーストラップの配信を観ることも出来ず、お手洗いに行くことさえ身を削る災害時訓練のような生活で身につく忍耐力などというものがあったとして、そんなものは本当にクソ食らえだと今、これを書きながら僕は思っている。
本当は詳細なレポートみたいなものを書こうと思ったのだが、冷静さを欠いた自分の行動順序を細かく思い出すのはそこそこ難しかったので途中でやめた。
皆さんもこの時期の停電には気を付けてください。
こういった時期に地震や豪雪に被災し、電気を奪われて長期間生活する、あるいは生活した経験のあるひとは本当にすごいと思うし、信じられないくらいしんどい思いをしたのだと身に染みました。僕自身はそれほど長い期間過ごしたわけではないのだけれど。
そんな感じで、電気が普及して真っ先にやったことは、周防パトラさんのASMRのアーカイブを聴きながら暖房を付けっぱなしにして座椅子で寝るということだった(これをすることがどれほどの贅沢行為なのかと、停電中、何度と無く考えていたことだった)。
それをした結果危うく風邪を引き掛けたが、それはまた別の話……。